幼稚園受験とは?受験の内容やメリット・デメリットを紹介

子育てにおいて、重要な分岐点となる幼稚園への入園。
近所にある公立の幼稚園か、国立の幼稚園や有名大学の附属幼稚園の受験を行うかで迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、幼稚園受験をするかお悩みの方向けに幼稚園受験のメリット・デメリット、受験のために必要な準備などを紹介します。

幼稚園受験とは?

幼稚園受験とは、公立幼稚園でなく特定の幼稚園に入園するための施策です。

たとえば、有名な国立付属幼稚園に入園できると、大学までエスカレーター式で入学できる可能性が高く、公立の幼稚園に比べて入園希望者が多い傾向にあります。
そのため、幼稚園側が入試を実施し入園者の絞り込みを行います。

幼稚園受験の試験内容

幼稚園受験の試験内容は、考査と面接の大きく2つに分けられます。
ただし、幼稚園によって試験内容は異なるので、行きたい幼稚園の試験内容は別途調べることをおすすめします。

試験①考査

ここでは、幼稚園受験で行う試験の代表的な考査内容を紹介します。

主な考査内容

    • 運動(マット運動や模倣体操など)
    • 知能(パズルなど)
    • 絵画(自由画など)
    • 行動観察(自由遊びや先生と遊べるかなど)
    • 生活習慣(お片づけなど)

考査以外に、親子での遊び方をみる幼稚園もあるようです。

考査の内容は、子どもの生活習慣やしつけなどが身についているかを確認するものになっています。
しかし、急にすべてを身につけることは難しく、子どもへの負担も大きくなります。
そのため、自由画などのお絵かきやおもちゃの片づけなど、生活に取り入れるやすいものから、取り入れていくことをおすすめします。

試験②面接

幼稚園受験の試験には、面接も行われます。
面接方法は、保護者・両親と幼稚園、子どもと学校、親子と学校など、さまざまな形態があります。

保護者・両親と学校の面接内容

保護者・両親と学校の面接では、母親と父親どちらも出席する場合がほとんどですが、幼稚園によってはどちらかの親だけで出席することもあります。

面接で聞かれる内容としては、志望理由や家庭の教育方針、しつけ、子どもの長所・短所、子どもの家での生活の様子などがあげられます。
かなり幅広く聞かれることもありますので、柔軟に対応ができるよう前もって回答の準備をしておきましょう。

また、私立幼稚園では、教育理念・方針が決められておりその理念・方針にあった教育を行っています。
そのため、家庭の教育方針と幼稚園の教育方針が大きく異なっている場合は、厳しい判断をされる可能性があります。

受験する幼稚園の教育理念・方針は事前に調べておきましょう。

子どもと幼稚園の面接内容

面接で聞かれる内容としては、年齢に応じて身につけているべきマナーや知識ができているかを聞かれる傾向にあります。
具体的には、あいさつができるか、自分の名前や年齢がしっかりと言えるか、好きな食べ物や好きな遊びなどがあげられます。

質問によっては、答えが分からなくて子どもが答えられないこともあります。
知らない質問をされた時にどのような対応をするのかを確認する狙いもあります。

親子と学校の面接内容

幼稚園受験では、親子で面接を受けることが多いです。

親子と学校の面接では、親と一緒にいるときの子どもの様子を見られます。
たとえば、親が質問を受けている際に、子どもはじっとしていられるのか、どのような言動をするかなどがあげられます。

また、面接で親が話した内容と子どもの様子に違いがある場合は、普段の生活での子どものことを把握できていない、というマイナス評価にもつながる可能性があります。

できる限り子どもとコミュニケーションをとり、子どもの状況を毎日確認しましょう。

幼稚園受験をするメリット

私立幼稚園に入園するメリットとしては、内部進学によって小学校、中学校へとエスカレーター式で進学ができることがあげられます。

幼稚園受験を行うことで、将来受験をする際の子どもの負担が減ることは明らかです。
そのため、そのまま有名大学に入学できる可能性も高くなります。

また、幼稚園受験を行っている私立幼稚園では、小学校受験を見越して習い事や幼児教室に通いやすいよう、希望者は早く帰ることもできます。
小学校受験にも理解が深いため、さまざまなサポートが期待できます。

幼稚園受験をするデメリット

幼稚園受験を行うデメリット、それは、費用が高くなってしまうことです。

幼稚園によって費用は異なりますが、文部科学省によると私立幼稚園の年間学習費は、公立幼稚園に比べて約2.4倍 となります。

幼稚園のころから習い事を始めさせる家庭もあるので、学習費とは別の費用もかなり高くなります。

また、入園した後に、環境が合わず友人関係に悩んでしまうときでも、環境を変えられないことはデメリットの一つです。

途中で嫌になってしまった場合は転園しなければならないため、費用をかけて入園したものが無駄になってしまいます。
幼稚園受験を行っている私立幼稚園のなかには、幼稚園から大学までエスカレーター式で進学できる幼稚園もあり、周りの友人関係はリセットされませんので注意が必要です。

国立と私立との違い

幼稚園は大きく、国立幼稚園と私立幼稚園の2つに分けられます。

国立幼稚園は国が運営しているのに対し、私立幼稚園は社会福祉法人や学校法人などの団体や個人により運営されており、運営団体が異なります。

国立幼稚園と私立幼稚園の大きな違いは、教育方針です。

国立幼稚園では、子どもの自主性を重視することが多い為、比較的自由な教育方針となっています。
対して私立幼稚園では、園にあった独自のカリキュラムがある幼稚園が多く、早期教育を重視することが多いです。

幼稚園受験に受かる子どもの特徴は?

幼稚園受験のメリットに魅力を感じて、子どもを受験させたいと考える方は、受かりやすくなるように計画的な教育が必要となるでしょう。
そのためには、幼稚園受験に受かりやすい子どもの特徴を押さえることをおすすめします。
自分の子どもが幼稚園受験に受かる確率を上げたい方は下記記事を参考にしてみて下さい。
幼稚園受験で受かる子の特徴とは?日頃行っている3つの習慣

幼稚園受験は準備が大事

いかがでしたでしょうか?

幼稚園受験の内容やメリット・デメリットを紹介しました。

当日に慌てないよう行きたい幼稚園の受験内容は前もって調べておき、臨機応変に対応できるように余裕をもった行動が重要です。

将来を考え、子どもに合った幼稚園に合格できるよう事前準備をしっかりしていきましょう。

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これから幼稚園受験を控えている人は、ぜひ参考にしてください。

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