幼稚園受験の際に提出する写真は、受験の合否に関わる大事な要素の一つということをご存じでしょうか。
受験当日の出来が良かったとしても、写真撮影の要点を押さえていないばかりに、写真からお子さまの本来の魅力が伝わらずに、不合格になってしまう可能性もあ ります。
そんな幼稚園受験に大事な写真を撮るために押さえておきたいポイント を紹介します。
幼稚園受験を控えているご家庭の方はぜひ参考になさってください。
Contents
幼稚園受験の際に写真が重要な理由
はじめに、なぜ写真が幼稚園受験の合否に影響を与えてしまう可能性があるかを解説します。
理由は大きく分けて二つあります。
一つ目の理由は、幼稚園側が写真から受験するお子さんの一面を読み取るためです。
受験する幼稚園にもよりますが、幼稚園受験は書類選考や筆記テスト、身体を動かす試験など、複数の側面から子どもの気質を確認します。
受験会場では緊張した顔つきになってしまいがちなので、写真を見ることで別の環境での子どもの表情を確認したいと考える幼稚園もあるようです。
二つ目の理由は、写真撮影という場で子どもがどんな立ち振る舞いをするかを幼稚園側は見たいためです。
写真から、社交性や課題に対してどれだけ熱心になれるかを読み取ることができます。
写真撮影はフォーマル なものであるため、フォトスタジオやプロのカメラマンへの依頼が一般的です。
そういった場では、プロのカメラマンの指示するポーズや表情に合わせて写真撮影が行われます。
そのため、撮影された写真を通して、親以外の大人との接し方や、指示に対する子どもの取り組み方が読み取れます。
幼稚園受験で使用する写真を撮影する際の注意点
ここでは、幼稚園受験で使用する写真の撮影の際に注意をしておきたいことを紹介します。
注意点①撮影前に日焼けしないよう気をつける
撮影した写真は、一般的に撮影後にスタジオ側で肌の色を明るくする加工をします 。
日焼けした状態で撮影すると、加工の際に不自然な色になってしまいます。
写真撮影日が近づいてきたら 、海やプールなど過度な日焼けをする場所にはいかないようにしましょう。
注意点②撮影にふさわしい髪形に整える
撮影時と面接時で髪形が大幅に変わってしまうと違和感が出てしまいます。
できるだけ撮影の直前に髪を切るようにしましょう。
男の子の髪形はさっぱりした印象となるように切りましょう。
前髪は目にかからない長さに切り、サイドは耳が出るようにすると好印象です。
女の子は、傷みや切れ毛が目立たないような髪形を意識しましょう。
ワックスなどを使用すると、目立 ちにくくなります。
髪の長い子は毛先がばらばらにならないよう、結んでまとめてあげるとすっきりします。
またおでこを出すこと で元気なイメージがつくため、おすすめです。
注意点③フォーマルな服装を用意する
幼稚園受験の写真には、フォーマルな服装が適しています。
男の子の場合、上半身は白いポロシャツや紺のベストが一般的です。
下半身は紺かグレーの半ズボン、白いソックス、黒いローファーを選 びましょう。
女の子は、上は白いブラウスで、下は紺のジャンパースカートやボレロ又はワンピースのスタイルが主流です。
また、面接は11月に行われることが多いので、その時期に合わせて長袖が選ばれる傾向にあります。
注意点④背景は適切な色を選ぶ
幼稚園側から、写真の背景は無背景という指定を受けることがあります。
そういった指定がある際は写真の背景に何か映り込みが無いようにしましょう。
また無背景の場合、背景の色には特に明確な決まりがありません。
「ホワイト」「ライトブルー」「ブラウン」などがよく選ばれる色ではあります。
なかでも明るい印 象を付けられるということから「ホワイト」や「ライトブルー」をおすすめするフォトスタジオが多いようです。
白い服の場合は、「ホワイト」の背景と溶け込んでしまうことから、きれいに映える「ライトブルー」を選ぶという意見もあります。
幼稚園受験のための写真撮影に適切な場所と時期
写真を撮る場所は、フォトスタジオをおすすめします。
なぜなら、ご家族などプロでない方が子どものフォーマルな写真を撮ることは難しいからです。
子どもをその場にとどまらせながら、影が映らないように注意し、ピントがぼやけないように撮影するにはテクニックが必要となります。
プロに任せることで、費用はかかってしまいますが質の高い写真に仕上がるでしょう。
写真撮影の時期については、基本的には面接に近い時期をおすすめします。
なぜなら、撮影の時期があまりにも前の場合、 面接時に印象が変わってしまう可能性があるからです。
出願の時期に近づくと、同じく幼稚園受験用の写真を撮影するご家庭が増え、スタジオが混雑する ので、 早めに予約を取っておきましょう 。
幼稚園受験の出願方法の一つ「ミライコンパス」とは
最近、幼稚園受験の出願に「ミライコンパス」と呼ばれるシステムを採用する幼稚園が増えていることをご存じでしょうか。
志望する幼稚園によっては、ミライコンパスから写真提出を行う 場合があるので、システムの概要とシステムを使う上での注意点を紹介します。
ミライコンパスの概要
ミライコンパスは、インターネットで願書などの書類を提出 できるシステムです。
システムに入るためのログインアカウントを作成し、書類をアップロードすることで、提出が可能です。
これまで、出願する際、一校ずつ手書きで書類を作成するか、インターネットから、それぞれ専用サイトへの申し込みが必要でした。
一方、ミライコンパスは、一度基本情報を入力すれば、システムと提携している幼稚園への出願に再入力する必要がありません。
よって出願の手間を減らすことができます。
写真提出にミライコンパスを使う上でのポイント
ミライコンパスで幼稚園受験の写真 を提出する際のポイントは、一般的な証明写真の注意点と類似する内容が多いです。
不備なく写真を提出するため にそれぞれ見ていきましょう。
ポイント①受験者本人のみの写真であること
ミライコンパスで提出が可能な写真は、幼稚園受験するお子さんのみが映っている写真です。
従来の幼稚園受験では家族で写っている写真を提出する場合もありましたが、最近ではミライコンパスを採用することにより、証明写真の形態を指定する幼稚園も増えてきています。
ポイント②直近 3ヶ月以内に撮影した写真であること
なるべく面接に近い時期に撮影した写真が、幼稚園受験の際にも好まれますが、 ミライコンパスについては必ず提出する3ヶ月以内の写真を使うようにしましょう。
ポイント④影がない写真であること
個人で撮影される場合は影が入らない写真を撮ることはなかなか難しいかもしれません。
できるだけ明るい場所で撮影するとうまくいきやすいでしょう。
難しい場合は、プロに任せることをおすすめします。
幼稚園受験をする際に準備したい願書の書き方
幼稚園受験では写真のほかにも願書を用意する必要があります。
あらかじめ書き方や注意点を押さえておき、周囲に先んじて準備をすることが重要です。
幼稚園受験に必要な願書の書き方を知りたい方は下記のリンクを参考にしてみてください。
周りと差をつける!幼稚園受験における願書の書き方と注意点
幼稚園受験の写真はプロに頼みましょう
今回は幼稚園受験の写真の注意したいポイントを紹介しました。
写真は、単なる提出書類としてだけではなく、選考の一つの基準になる可能性がありますので、十分に力を入れて撮影するようにしましょう。
また、あくまでフォーマルな写真のため、個人で撮影するよりも、プロカメラマンに任せるほうが幼稚園受験に質の高い写真に仕上がる可能性が高いです。
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